雑穀
2025/03/29
日本では、アワ、ヒエ、キビなどの雑穀の栽培の長く、かつては重要な主食用の穀物でしたが、現在では主食には米や小麦(麺類やパンなど)を食べることが多く、雑穀を食べることはほとんどありません。世界的に見ても三大穀物である米、小麦、とうもろこし以外の雑穀の栽培や消費は減少しています。
雑穀の価値と魅力を発信するため、国連の専門機関であるFAO(食糧農業機構)は、2023年を国際雑穀年と定め、様々な活動を行いました。雑穀は過酷な栽培間環境に耐えることができ、気候変動の影響を受けにくいため、食糧の安定供給につながります。また三大穀物よりもビタミンや、鉄・カルシウムなどのミネラルを多く含みます。また、食物繊維が多いことから食後の血糖値の上昇が緩やかになり生活習慣病予防にも役立つと考えられています。
近年は雑穀の栄養価が注目されるようになり、米に混ぜて炊く雑穀ミックスや粉末の雑穀を小麦粉に混ぜた商品などが売られるようになっています。ときには雑穀の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。
(三木商事 NEWS&COMMUNICATION Vol412より引用)