2018年度の国際学習到達度調査(PISA)結果発表される!!( 日本の15歳 読解力が急落)

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2018年度の国際学習到達度調査(PISA)結果発表される!!( 日本の15歳 読解力が急落)

2020/01/13

経済協力開発機構(OECD)の2018年の国際学習到達度調査(PISA)の結果が発表されました。日本は数学的リテラシーが6位、科学的リテラシーは5位と上位を維持したが、読解力の平均点が落ち、順位も前回調査の8位から15位と大幅 に下がりました。2000年の8位、2003年の14位、2006年の15位以来の続落となりました。今回の原因として文部科学省は、調査方法の戸惑いなど、多様な要因が複合的に影響している可能性があるとしています。今回からは、本格的なCBT(コンピューターを利用した試験)に移行しており、それも影響していると見られています。学校外での平日のデジタル機器の利用状況を見ると、日本の子どもたちは、チャットやゲームで遊ぶ割合はOECDの平均を超えていますが、コンピューターを使って宿題をする割合はOECD平均の22.2%に対し、3.0%と大幅に低くなっています。授業でデジタル機器を使う時間も、日本はOECD加盟国の中で最下位でした。さらに、選択肢から正解を選べても、大量の情報から必要なものを選び出したり、情報を疑ってみたり、自分の考えを表現する力が弱いことがわかりました。専門家は、スマートフォンやSNSの普及で、子どもたちの読み書きやコミュニケーションが「短文中心」になっていることや、正解のない課題に対処する力を養う指導が十分にできていないことを指摘しています。また、本や新聞などをよく読む子どものほうが平均点が高いことがわかり、読書量の減少も影響していると見られています。