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紙の本で読書する人 非認知能力髙い傾向!!

2020/02/10

本(紙媒体) を読まない人が増えている一方、スマートフォンやタブレットなどを使った読書は増えているが、紙媒体で読書している人の非認知能力は最も高い傾向であることが、国立青少年教育振興機構の「子どもの頃の読書活動の効果に関する調査研究」で明らかになった。調査は、子どもの頃の読み聞かせや読書活動の実態、読書活動が大人になった現在の「自己理解力」「批判的思考力」「主体的行動力」のいわゆる意識・非認知能力に与える影響を検証するために、全国の20~60代の男女5000人を対象に実施した。読書の使用ツールを紙媒体中心、スマートデバイス中心、パソコン中心、パソコン中心、パソコン・スマートデバイス中心、読書時間低に分け、各傾向と現在の意識・非認知能力との関係について検討。その結果、読書の使用ツールに関係なく、読書をしている人はあまり読書をしていない人に比べ、意識・非認知能力が高い傾向があった。中でも、紙媒体で読書をしている人が最も高い傾向があった。同機構の過去の調査では、子どもの頃に読書活動が多い成人ほど、「未来志向」「社会性」などの現在の意識・非認知能力が高いという結果がある。今回の研究では、ツールを利用した読書時間との関連を検討した結果、ツールに関わらず、読書活動が主体的行動力を高めることが示唆された。